注文住宅の見積もりを依頼する前に、まずは予算を決めて資金計画を立てることが大切です。予想していたよりも費用がかさんでしまうと、ローンの返済に困ったり、預貯金ができなくなったりします。予算を切り詰めすぎると、納得のいかない仕上がりになってしまう可能性もあります。注文住宅を建てるなら、予算の範囲内で満足のいく仕上がりにしたいところです。こちらでは、注文住宅の予算や資金計画の決め方についてご紹介いたします。
予算の決め方
注文住宅の予算を決めるにあたって、「頭金」について考える必要があります。頭金とは建築依頼時に支払う一定額の費用です。頭金が多ければ多いほど、住宅ローンの返済額が抑えられ、家計の負担を少なくできます。国土交通省の調査によると、令和元年に注文住宅を建てた際の頭金の割合は全国平均27.2%という結果が出ています(土地の購入を含める新規建築に限る)。
住宅購入額の20%以上、少なくとも10%以上は用意しておくとよいでしょう。土地代を含めて2,000万円の住宅なら、200万~500万円程度です。この計算に則った際、家計の大半を費やすことになる場合は購入金額を見直す必要があるといえます。引っ越し費用や住宅完成後の生活などを考慮したうえで、どのくらいの金額を頭金に充てられるのかを計算してみましょう。また、住宅支援制度を設けている自治体もあるため、ホームページなどを確認することもおすすめです。
資金計画の決め方
住宅に関する出費はローンだけではありません。住宅を建てた後、メンテナンスなどが必要になることもあります。そのため、住宅ローンを筆頭に諸々の費用を考慮したうえで資金計画を立てる必要があります。住宅ローンは世帯収入や完済期間によって借入金額が異なります。また、「月々いくら返済できるのか」ということも資金計画を立てるうえで非常に大切です。負担が大きすぎる額を設定すると急な出費などに対応できない可能性もあるため、慎重に考える必要があります。
無理なく返済できる年間返済金額の目安は、一般的に年収の30%以内といわれています。住宅ローンの返済は長期的に続くため、滞りなく払い続けられる金額を設定しましょう。また、住宅ローンは、定年までに完済することも一つの目安になります。収入源が大幅に減少する可能性が高い定年までに、返済を完了する資金計画を立てることをおすすめします。
注文住宅は自分の理想を叶えられる住まいです。しかし、理想ばかりを追求してしまうと予算を大幅に超えてしまいかねません。資金計画を立てるうえで、返済に無理のない予算を事前に決めておくことが大切です。
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